自然の中を走るトレイルラン

欧米では多くの方が楽しんでいるというトレイルランは、日本でも近年になり人気が高まっているスポーツです。
通常のランニングでは舗装された道を走ることが多くなりますが、トレイルランでは未舗装の道を走ります。
一般的には、登山道や林道などを走ることが多くなります。

競技としてのトレイルランは100km以上の距離を走るレースなどがありますが、そこまで本格的ではなくても気軽なレジャーとして楽しめます。
登山道や林道はアップダウンがあるだけではなく、足場も不安定な場所があります。
走りにくい部分は歩いて進み、走りたいなと感じる部分だけ走ればよいため、無理なく始められます。

登山道や林道を走る場合、必要となる装備があります。
滑りにくいシューズや水分、食料なども必要です。

身軽に走りたいからといっても、山の中では何があるか分かりませんので、地図や時計、ライト、怪我をしてしまったときに手当するファストエイドキットも持ちます。
これらをコンパクトにまとめられるバックパックを背負って走るのが一般的です。
通常の登山と同じように登りが優先で、歩いている人の横を抜ける時にはスピードを落とすか声をかけて横を走り抜けることを知らせるなどのルールも確認しておきましょう。

自然を感じながら走れるのがトレイルランの魅力

トレイルランの最大の魅力は、何と言っても自然を感じながら走れる点です。
登山道なら、山の頂上まで走り切ったときにはおおきな達成感も得られます。
木々のにおいや水のにおいなどを感じながら、マイナスイオンを体いっぱいに浴びつつ走るのは爽快です。

夏場など暑い時期でも、高地や日陰を走ることがおおいトレイルランは涼しい環境で走れるのも魅力です。
日陰だと日差しも少ないので、紫外線もアスファルト舗装の道を走るときほど気にせずに走れます。

未舗装の道は、アスファルト舗装の道に比べると着地のときに足に加わる衝撃が少なく、身体にも負担がかかりにくい点も魅力です。
関節にかかる負担も少ないので、関節痛などの怪我の心配も少なくなります。
不安定な場所を走ることになるので、アスファルト塗装の道を走るのに比べると体の様々な部分を使ってバランスを取りながら走るため、全身の筋肉を使っています。
トレイルランは、ボディメイクに役立つ点も魅力の1つです。

初心者でも走りやすいのはケーブルカーやロープウェイがあるコース

登山道を一所懸命に走った後、下山する体力まで使い切ってしまうことがトレイルラン初心者の方の場合あります。
そのため、無理なく下山できるケーブルカーやロープウェイがあるコースを選ぶと安心です。
また、登山道としてしっかりと管理されている場所は迷いにくいですし、トイレや山小屋がある場所なら万が一の場合も安心です。