達成することばかり重視するとかえって窮屈になり幸せが遠ざかる

物事を達成すれば、嬉しいと感じ、幸福な気持ちは増します。
ですが、幸せを追求するあまり達成することにこだわってしまうと、かえって窮屈になり幸せから遠ざかってしまうかもしれません。
達成しなければ幸せになれないと思ってしまうと、達成できなかったときに不幸や罪悪を感じることになってしまうのです。

達成しなければとプレッシャーを感じるようになると、ストレスが強まります。
ストレスが強まる状態は、幸福とは相反する状態となります。
また、幸せにならなければならないといったプレッシャーが孤独感を増すという調査結果もあります。
幸せになることにばかりに集中せず、程よく幸せを目指すようにしましょう。

ポジティブを突き詰めると心が疲れ傷つくことがある

ポジティブシンキングは一見前向きに見え、幸福に突き進んでいるように感じますが、あまりにもポジティブを突き詰めてしまうと心は疲れてしまいます。
人はいつでも前向きに物事が考えられるわけではなく、ときには疲れて気持ちが後ろ向きになるものです。
それでも頑張って前を向こうと頑張りすぎると、前向きになれない自分が許せず、自分の心を傷つけてしまう危険もあります。

辛いことがあったら泣く、耐えられないことがあれば怒るといった感情は当たり前に持つものです。
このような一見ネガティブに感じる気持ちも、自分の感情の1つと考え認めることが必要です。

ネガティブな気持ちを持ったときにうまくコントロールできるようになるほうが、逆にポジティブさを生み出し幸福が得られるようになります。
自分の心に素直になり、疲れた心を労われたと思えることでも、幸福が得られると思えるようになりましょう。

過去を振り返ることで幸せが感じられることがある

常に前向きに突き進もうと過去を振り返らない人がいますが、過去にも心温まるような思い出があり思い出すことで幸福な気持ちになることもあります。
常に未来を向き続け、過去は過去と切り捨てるのではなく過去も自分を作ってきた大切な一部と考え懐かしむことが大切です。

もちろん、過去に大きな失敗を経験し、それを忘れたいと考えることはあります。
ですが、失敗を活かし踏み台にすることで幸福が手に入ることがあります。
過去があるからこそ今の自分があり、失敗を成功に活かせるようになるのです。

現在を生きることや明るい未来を想像することは大切ですが、同時に過去を懐かしみ心温まる思い出に浸り幸福感を思い出すことで、幸せが増すことはあります。
過去を振り返ることは決してネガティブなことではなく、幸福を得るための1つの方法であることは忘れないようにしたいものです。