ミーティング

人を助けることが自分の気持ちを豊かにする

日本では近年大災害が継続して起こり、ボランティアに参加する人も多くなっています。
ボランティアは被災地などで困っている人を助ける、お金をもらわずに働くなどの行動を指しますが、実はこのボランティア、自分の気持ちを豊かにし幸せにするということにも役立っているのです。

人を助けることで自分も幸福感を得られるというと、自分のために行うような気持になりますが、そうではなく、他社を助ける行動をとるうちに、報酬を得る労働や身内のために働くのとはまた違う達成感、幸福感を得られるという意味です。
人のために動き働くことで人を幸福にし、自分も幸福になれるのならこれほどいいことはありません。

なぜボランティアを行うことで幸福度が増すのか

例えば自分がプレゼントをもらう時、それはそれで幸福感を得ますが、人に贈り物をして喜んでもらった時のほうが、より喜びが強いように思います。
自分のために高いバッグやブランド品を買うよりも、みんなと一緒にコンサートに行って盛り上がったり、カラオケをするほうがずっと楽しいと感じるものです。

人と一緒に何かを成しえる、人が喜ぶことをしようと思うこと、ここにボランティアで幸福度を得るヒントがあります。
人のために自分ができることがある、それを実行することで喜ぶ人がいる、必要としている人がいるということは何よりの喜びでしょう。

人が孤独だと感じるのはどんな時か、これを考えてみると理解しやすくなります。
孤独だな、一人だなと感じるのは知らない人たちの中にいる自分ではなく、だれからも必要とされていないと感じる時だという人が多いのです。
ボランティアをする時には、自分を必要と思ってくれる人がいる、そこに行って働き、自分を必要と思ってくれている人たちが喜んでくれた時、人はきっと心から安堵し、幸せになるのでしょう。

ボランティアに参加するメリット

学生さんなどはボランティアに参加することで進学、就職にプラスになると考える人が多いでしょう。
しかしボランティアに参加するメリットはそれだけではないのです。

参加することで全く知らない人と友人になる、友人になるはずもない遠方の人と友人になれます。
知らない人と一緒に作業することで、コミュニケーション能力を身に着けることができ、また災害の時、どのように動くべきなのか、緊急時の対応なども学ぶことになるのです。

ボランティア活動をすることで、今まで経験することのなかった出来事にあい、ボランティアをしていなかったら決して出会うことがなかった人たちとの人脈を築くこともできます。
自費で何もかもしなければならない生活の中で、自分よりもずっとつらい生活を送っている人たちを目の当たりにして、自分の人生を見直すきっかけにもなるでしょう。

ボランティアへの参加方法・・選び方は?

災害ボランティアに個人で参加する場合には、現地の情報をSNSなどから詳しく得ること、ボランティアセンターが作られているなら、そこに連絡しどのように参加すればいいかを確認し参加します。
食料や宿泊など自分ですべて行う必要があるので、できれば団体で参加することがおススメです。

地域の社会福祉協議会や団体など、ボランティア募集情報を確認して申し込みします。
こうした団体に申し込むことで、個人で参加するよりもずっと動きやすく、しっかりとボランティア活動を行うことができるでしょう。

ネット上でもボランティアについて参加募集を行っていることがあります。
災害ボランティアのほかに、海、山、川の清掃など身近なところで参加できるボランティアもたくさんありますので、こうしたところから参加し始めるといいでしょう。