シトラス

シトラスの香りを生活の中に活かしてみませんか?

シトラス系の香りというとオレンジやレモンなどの香りです。
爽やかで気持ちがすっとする素敵な香りですが、この爽やかな香りをもっと生活の中に活かすことでより豊かな気持ちを保てるようになります。

シトラス系の香りは精神的にもいい効果があるといわれているのです。
香りと呼吸の関わりを理解するとシトラスの香りを十分に活かす生活ができます。

気が付くと・・いい香りを思い切り吸い込んでいる

人は無意識のうちにいい香りがすると呼吸が深くなります。
例えば子供のころ、帰宅して玄関に入った途端、おいしい料理のにおいがすると思い切り香りを吸い込んで「今日は唐揚げかな?」「今日は大好物のカレーだ!」とワクワクした気持ちになるものです。

緊張していると鼓動も呼吸も早くなりますが、リラックスしている時には鼓動も呼吸も落ち着いています。
深く呼吸をしている、香りを吸い込んでいるという時には、リラックスできている証拠なのです。

逆に緊張を解きたい時には大きく深呼吸をすることで少し気持ちを落ち着けることができます。
いい香りがするとその香りをより感じたいと思い、思い切り息を吸い込むので、心を穏やかにリラックスすることができるのです。

記憶と香りはつながっている

鼻からすった空気は香りとともに体内に入っていき、それが記憶と関係する辺縁系という脳の部位に情報を伝達する、これが嗅覚の仕組みです。
いい香りを吸うとすっと気持ちが楽になり、リラックスできるのも記憶をつかさどる辺縁系の海馬という部分に情報が伝わりいい記憶を呼びさまします。

家族と一緒にみかんを食べた記憶、大好きな人と一緒に食事した記憶などが香りとともによみがえり、楽しい気分になれるのです。
香りは記憶を刺激する、ということは、香りを利用することで自分の気持ちをリラックスさせたり、緊張をほぐすこともできると考えられます。

シトラスの香りが幸せな気分になる理由

レモンやオレンジの香りが苦手という人は少ないと思いますし、ミカン、グレープフルーツなどの柑橘系は常に身近にあった果物です。
シトラス系の香りを持つ果物を食べた時の爽快感を体が覚えているので、シトラス系の香りを感じると気持ちが落ち着きます。

受験勉強の途中でミカンを食べたりすることで、休憩後、気持ちがリセットされて集中力が出るなんて言うこともよくあることです。
こうした気持ちをリセットできるということを考えてみると、職場でも家庭でも十分生かすことができます。

職場で仕事に行き詰まりイライラしたとき、嫌いな人に何か嫌なことを言われたとき、シトラス系のフレグランスなどをちょっとかぐだけでも、気持ちがすっと落ち着くでしょう。
家庭の芳香剤をシトラス系にすることで、子供や夫が帰宅したときに、ホッとできるような空間を作ることができます。