実は人間関係を弱くしていることもあるSNS
SNSは他の人とつながっているという気持ちを保つために行っている人が多いものです。
そのため、1,000人、2,000人という単位でいわゆる「友だち」をSNS上で持っている人がいます。
しかし、実際には人間関係を作っているように見えるSNSは、その人の人間関係を弱めることになっていることもありますので注意が必要です。
というのも、SNSではあくまでバーチャル上での付き合いでしかないので、本音で人と話すことがなくなってしまうことが多いからです。
人はSNSだと特にネガティブなことを話す傾向が強くなります。
これは、本音が出たからだという人もいますが、実は違っていて、人は面と向かって人と話さないとネガティブな思考パターンが強くなってしまうという心理が働くからです。
本音、もしくはその人の本当の気持ちよりもさらに消極的な気持ちを表面に出させるツールとなってしまいますので、SNSばかりをしていると自然と心もそちらの方向に傾いていってしまうのです。
思い切ってSNSを卒業してみる
本来SNSは遠く離れているなどの理由で、なかなか面と向かって会えない人とコミュニケーションを取るという一つの目的があるものです。
今ではインターネットの普及によって、気軽に音声通話でもビデオ通話でも遠くの人と話せるようになっていますので、この目的は他の方法でも果たすことができます。
そのため、本当にコミュニケーションを取る必要がある人とは、直接声を聴きながら、顔を見ながら話すようにするという手段を採ることで、SNSを持つ理由をなくすことが可能です。
また、SNSは周りの人とつながっているという思いを強めるよりも、いつでも連絡を取っていないと不安というネガティブな感情を育てることが多いものです。
そのため、常にSNSを見ていないといられないというSNS依存に陥ってしまうのです。
こうした幸せを弱めてしまう感情から逃れるためにも、思い切ってSNSを卒業することを考えてみると良いでしょう。
上手にSNSから離れる方法
もちろん、SNSを離れるということは、周りとの人間関係を切るということではありません。
SNSをやめたとしても、電話やメールなどでこまめに連絡を取るようにすると良いでしょう。
そうすることで、自分の寂しさも、相手からも切られた、という思いを持たせずに済みますので、トラブルなしでSNSから離れることができます。
こうすると、より近い距離で他の人とも接することができますので、より親密になれるでしょう。
また、SNSにかけていた多くの時間を節約できますので、もっとも自分磨きのために使えるというメリットもあります。